<尹昶重セクハラ疑惑>限界を表した青瓦台の危機管理能力(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.13 15:52
李首席は帰国直後、大統領に報告が遅れたことについて「いつでも出入りして大統領に話ができるわけではない」と述べた。大統領の周辺に見えないカーテンがあることを自ら認める発言だ。このように深刻な懸案にもかかわらず、参謀が出入りしにくという意味となるからだ。
青瓦台にコントロールタワーがないという限界も表れた。青瓦台は更迭された尹前報道官が勝手に記者会見を開くまで事態を傍観した。その後、“中途帰国”をめぐる責任攻防があったが、消極的な対応で事態を悪化させただけだ。ホン・ソンゴル国民大行政政策学部教授は「青瓦台参謀の中で、強力な統制力を持ってコントロールタワーの役割をする人がいない」と指摘した。