韓国研究陣、太陽系の外にある地球型惑星を発見…生命体存在の可能性は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.27 09:06
韓国の研究陣が独自で構築した天体観測システムとしては初めて太陽系の外にある地球型惑星を発見した。
韓国天文研究院は26日、米国航空宇宙局(NASA)やカリフォルニア工科大学などと共同で、研究院の地上望遠鏡「外界惑星探索システム(KMTnet)」とNASAの宇宙望遠鏡「スピッツァー(Spitzer)」を使い、地球から1万3000光年(1光年は約9兆4600億キロ)離れた地点に質量と大きさが地球とほぼ同じの外界惑星(OGLE-2016-BLG-1195Lb)を発見したと明らかにした。
現在まで見つかっている外界惑星3600個余りのほとんどは中心星からの距離が1AU(天文単位、1AUは約1億5000万キロ)以下で近かった。最近、39光年の距離にある星「TRAPPIST-1(トラピスト-1)」周辺で見つかった外界惑星7個も中心星からの距離が0.01~0.06AUだった。従来の観測システムは主に惑星が星の前を通り過ぎる間、星が明るさが暗くなる「食」現象を利用していたためだ。中心星と惑星が非常に離れている場合、このような現象を見ることはできない。