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【コラム】観光韓国のみすぼらしい自画像

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.08 09:07
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2015年は旅行業界にとっては恥辱の一年として記憶されるだろう。外国人訪問者数が、2003年以降、初めて前年を下回ったためだ。韓国観光公社によると、昨年1~11月の外国人訪問者は1211万5201人で、2014年1311万4947人より7.6%減った。

昨年の全体統計は今月下旬に発表される予定だが、旅行業界では外国人訪問者が2014年より約100万人減少したと推算している。2009年から毎年10%内外の高速成長を遂げていた「観光韓国」が12年ぶりにその勢にストップがかかったのだ。外国人訪問者1人あたりの支出額が平均1193ドル(2013年基準)とすると、観光収益が2014年に比べて11億9300万ドル(約1400億円)減少したとの計算も出ている。

 
しかし、本当の問題は減った数字ではない。旅行業界はもちろんのこと、観光当局も成績が良くなければ他人のせいにする態度が問題だ。中東呼吸器症候群(MERS)にどのように立ち向かうのか、不利な為替レートをどのように克服するのかと彼らはむしろ聞き返すくらいだ。本当にそうだろうか。本当に私たちは、急変する外部要因に屈しないようなコンテンツの育成と開発に最善を尽くしていたのだろうか。私の目にはまだまだで惜しいことだらけだ。

釜山(プサン)影島(ヨンド)大橋の話からしてみよう。影島大橋の下には韓国戦争(朝鮮戦争)の時から「占いおばあさん」たちが暮らしていた。戦争のせいで家族を失った避難民が影島大橋に集まり、家族の生死が気になる避難民を相手にする占い師たちも自然に集まった。韓国現代史の最も悲しい記憶を影島大橋の占いおばあさんは自ら証明していた。

しかし、そのおばあさんたちはもういない。おばあさんたちが賃借りして暮らしていた建物が再開発されて、そこから追い出されてしまったのだ。影島大橋「跳開行事」を再開したのがわずか2年余り前だ。一日平均1万人を越える人々が影島(ヨンド)大橋の「跳開行事」に合わせて詰めかけた。橋を跳ね上げる場面が何がそんなにすごくてこんなに多くの人々が集まるのだろうか。影島大橋の占いおばあさんこそが他の地域では思いもよらない観光コンテンツになりえるという考えに、なぜ及ばなかったのだろうか。

昨年は通称「63ビル」が30周年を迎えた年だった。63ビルはそれだけでソウルを象徴するランドマークだ。浮沈が激しかった我々30年の歳月が、この63階建ての建物に幾重にもなって積み重なっている。しかし、63ビルを運営する韓火(ハンファ)グループは「過去の資料がない」と言って取材要請を断った。残念なことに63ビルの役割はもうすぐ終わる。ことしの年末になればロッテワールドタワーが63ビルの役割を受け継ぐ。

国内のテーマパーク産業を先導したエバーランドも残念なのは同じだ。昨年、李承ヨプ(イ・スンヨプ)選手が韓国プロ野球史上初となる通算400号ホームランを打った。大記録の達成を控えて「ヨビ」の安否を尋ねた。「ヨビ」のことは覚えていらっしゃるだろうか。李承ヨプ選手が一シーズンの本塁打新記録を打ち立てた1999年、エバーランドで生まれたライオンの名前だ。ライオンの名前を李承ヨプ選手の名前から取った。そのためヨビは国内テーマパークでは初めて「ストーリーテーリング」の主人公になった動物だ。しかし、すでにヨビは2014年に死んでいた。エバーランドはヨビの死を一切知らせなかった。エバーランドはそのようにしてヨビの記憶も埋めてしまった。

多くの人々が共感する場でコンテンツが作られる。大層だったり騒がしい必要もない。自分のこともちゃんとできないくせに外圧のせいだけにする「観光韓国」の肖像画が不憫でならない。

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