量的緩和→財政拡大→構造改革…着々と進むアベノミクス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.23 16:08
安倍晋三首相は2012年12月に就任した後、いわゆる「アベノミクス」と呼ばれる一貫した経済政策を推進し、20年間の長期沈滞に苦しんだ日本経済を回復させたという評価を受けている。アベノミクスは大きく3段階で進められた。就任直後に「1本目の矢」と呼ばれる大規模な金融緩和と「2本目の矢」の財政支出政策で回復の土台を築き、2013年6月に成長戦略という「3本目の矢」を放った。「3本目の矢」は各種規制緩和など構造改革を通じて長期成長の基盤を固めることを狙った。
成長戦略は今年まで毎年6月に3回にわたり具体的な計画が発表された。第1次成長戦略の主な内容だった産業競争力強化法制定と国家戦略特区は施行している。企業の事業再編を促進する産業競争力強化法は、企業のM&A(合併・買収)手続き簡素化と税制支援で三菱日立パワーシステムズ(MHPS)誕生などの成果を出している。企業の誘致などのために規制を大幅に緩和した国家戦略特区も、昨年の6カ所に続いて3月に3カ所が追加で指定された。