決勝トーナメントを控え、「沼サッカー」に対する見方は分かれる。パク・ムンソンＳＢＳ（ソウル放送）解説委員は「韓国は戦力が劣るチームとの試合でも辛勝した。韓国のカラーと安定感がまだ不足している」とし「強いチームの前提条件はドイツのように相手に関係なく９０分間準備したサッカーを見せることだ」と述べた。韓国はグループリーグのシュート成功率が８．５７％（全シュート３５本で３得点）だった。８強入りした中国（１７．８５％）、豪州（１５．１％）より低い。

一方、ハン・ジュンヒＫＢＳ（韓国放送公社）解説委員は「シュティーリケ監督がチームを引き受けてからまだ４カ月しか経っていない。守備と攻撃ともにまだ十分でない」とし「シュティーリケ監督は最善の結果を出せる現実的な方法を選んだ。トーナメントでも結果を出せるサッカーが必要だ」と主張した。

一方、韓国代表は１９日、メルボルンで休養を取り、コンディションを調整した。韓国は２２日午後４時半（日本時間）、ウズベキスタンと準々決勝で対戦する。ウズベキスタンのカシモフ監督（４５）は「ブラジルＷ杯最終予選で韓国に敗れた。今度は勝つ」と語った。

◆アジアカップ２２試合連続で「引き分け」なし＝Ｃ組のイランは１９日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）とのグループリーグ第３戦で、ロスタイムにグーチャンネジャド（２８）が決勝ゴールを決めて１－０で勝った。３戦全勝のイランはＵＡＥ（２勝１敗）を抑えてＣ組１位となり、Ｄ組２位と決勝トーナメント初戦を行う。もし韓国が決勝トーナメント初戦でウズベキスタンに勝ち、イランがＤ組２位に勝てば、韓国とイランは準決勝でぶつかる。Ｃ組のバーレーンはカタールを２－１で退けた。

豪州アジアカップは１９日のＣ組の２試合を含めて２２試合連続で引き分けがなく、新記録をまた更新した。アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）は１９日午前、「ワールドカップ（Ｗ杯）、ユーロ、アフリカネイションズカップなど国際サッカー大会を合わせて２０試合連続で引き分けがないのは過去８５年間で初めて」と伝えた。１９３０年ウルグアイＷ杯当時の１８試合連続が従来の記録だった。


＜アジアカップ＞韓国の負けない“沼サッカー”　評価춂…（１）