脱北者女性「死ぬことも考えたが…まだ希望ある世の中」
脱北者Aさん(38、女性)は北朝鮮で高校まで声楽を専攻した。芸術と関連した夢をかなえるためにAさんは04年に韓国行きを決心した。
3歳の娘と国境を越えた。しかし韓国という地は思っていたほど人情の温かいところではなかった。お金は持ち逃げされ、韓国で出会った男性は双子を残して去って行った。
借金を返すために私債業者にいわゆる‘大砲通帳’(ホームレスや外国人の名義で作って通帳)を提供した容疑で罰金刑を受けた。しかし罰金を支払えず指名手配され、5カ月間は双子の子どもとソウル城東(ソンドン)警察署の留置場に入った。