青瓦台安保室、国連の催促から10年目に報告書、米国より10年、日本より5年遅く(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.19 14:59
一方、韓国は北朝鮮のサイバー脅威にあえて背を向けてきた面もなくはない。板門店(パンムンジョム)宣言で始まった南北和解ムードを維持しようとしているからだ。しかし他人事のように眺めていると追加制裁を準備する国際社会の冷たい視線を受けるため、あたふたと発表したのではないかと見方も出ている。かなり以前に作っておいたサイバー安保戦略を「国家安保戦略」と共に公表してもよかったはずだ。
2018年4月の板門店宣言で、南北は韓半島での軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消することに合意した。このため地上と海上、空中をはじめとするすべての空間で軍事的な緊張と衝突の根源となる一切の敵対行為を全面中止することにしたが、北朝鮮の対南サイバー攻撃はさらに隠密かつ執拗に行われている。