韓経:韓国の自動車業界を締め付ける「労組リスク」…「生産量調整も労組の許諾なくできない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.29 10:23
現代(ヒョンデ)自動車労働組合は昨年末に蔚山(ウルサン)工場で突然2日間のストを行った。理由があきれる。会社側が米国輸出に向け小型スポーツ多目的車(SUV)「コナ」を増産しようとしたところこれを防ごうとしたのだ。一部組合員は生産ラインを鎖で縛ることもした。カトリック大学経営学科のキム・ギチャン教授は、「現代自動車など韓国の自動車メーカーの大部分は団体協約規定により新車を量産したり追加生産をするには労組の同意を受けなければならない。市場の変化に基づいて会社は生産台数を調節しなければならないが、労組が協議権を乱用してこれを拒めば会社は手をこまねくほかない」と指摘した。
◇「労組の罠」に陥った自動車業界