【コラム】日本大使館の前の少女像(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.16 12:02
しかし日本を除く世界の世論は日本政府がまだ慰安婦らに対する責任を全うしていないと判断する。国際労働機関(ILO)が96年に日本の賠償を促したこと、米国と欧州議会が慰安婦問題解決を促す決議案を採択したことは、慰安婦問題が依然として未解決で残っており、韓国と台湾、フィリピンなどアジアの女性たちに日本帝国主義が犯した蛮行がまだ清算されていないという峻厳な審判だ。それは何よりも普遍的な人権の母体になる自然法に基づいた人類の良心の法廷が下した判定だ。
慰安婦出身者のうち生存者はもう63人しかいない。彼女たち全員が超高齢だ。時間が迫っている。もう彼女たちに重要なのは金銭的賠償より日本政府の真の謝罪だ。謝罪を一言聞き、象徴的でも戦場の性的奴隷として踏みにじられた女性の尊厳性を取り戻し恨み多い命を終えたいのだ。そのような要求を断る国がどうして先進文化国家、経済大国、アジアの大国の待遇を受けるだろうか。