【コラム】「独島ポピュリズム」はだめだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.05 10:36
いまは冷静に中間計算書を出してみよう。独島問題話だ。日本の国会議員3人が鬱陵島(ウルルンド)を“視察”するとして金浦(キンポ)空港に降り立った。韓国は出入国管理法を掲げ入国自体を拒否した。議員は「われわれがテロリストにでもなったというのか」として9時間にわたり空港でデモを行った。ツイッターで自国民を扇動し、「われわれを拘置所に閉じ込めようとしている」という虚偽の主張までした。帰国した彼らは一躍有名人になった。
政治的に利益が出る商売ということを直感した同僚議員が相次ぎ「われわれも鬱陵島に行く」と言い出した。当初は右翼産経新聞を除き静かだった日本のメディアも大きく報道し始めた。国際的にも注目された。米国務省副報道官が「韓日両国が平和的で外交的に解決策を用意することを期待する」とコメントしたこと自体が独島を紛争地域と認めるものであるから日本としては満足なことだ。いったい誰がこのように事態を広げたのか。もちろん日本の議員が先に挑発した。彼らの突出した行動は韓国の国民感情にだけ照らしてみるなら“テロリスト”に匹敵する。少なくとも当たり屋級だ。それでは当たり屋に巻き込まれた間抜けたちはうまくやったという話なのか? 全く違う。