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韓国警察、日露戦争沈没船発見の韓国会社を詐欺疑惑で捜査へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.27 17:01
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「宝船」ドミトリー・ドンスコイ号を発見したと主張してきたシンイルグループの経営陣が投資詐欺疑惑で警察の捜査を受ける。ソウル江西(カンソ)警察署は27日、「南部地検からシンイルグループ経営陣の詐欺疑惑告発事件に対する捜査の指揮があり、調べている」と明らかにした。

シンイルグループは日露戦争があった1905年に沈没したロシア艦船「ドミトリー・ドンスコイ」を鬱陵島(ウルルンド)沖で発見したと15日に発表し、話題を集めた。この船には約150兆ウォンの金塊が積まれているという未確認の噂が広まり、いわゆる「宝船テーマ株」の株価が大きく動いた。

 
これに対しドンスコイ号を先に発見したと主張する別の会社は投資詐欺が疑われるとし、シンイルグループの経営陣を検察に告発し、検察は江西警察署に捜査するよう指揮した。金融当局も宝船テーマ株に絡む第一製鋼の株価操作の可能性とシンイルグループの投資金募集に問題がないかを調べている。尹碩憲(ユン・ソクホン)金融監督院長は25日、国会政務委員会での業務報告で「(シンイルグループが詐欺などで現行法上適用する余地があるようだ」と述べた。また金融監督院はドンスコイ号引き揚げによる価値を前に出して販売した仮想通貨シンイルゴールドコインについても関連事項を調べている。

シンイルグループは26日、記者会見を行ったが、疑惑はさらに深まっている。シンイルグループ側はこの日の会見で「シンイルゴールドコインはシンイルグループと関係がない」とし「我々は引き揚げだけを目標にする会社」と主張した。しかしシンイルグループの最大株主とシンイルゴールドコインの代表が親せきである点など釈然としない部分に関する説明はなかった。

記者会見でチン・ギョジュン探査責任者は「2003年に東亜建設が発見した船はドンスコイ号でなく、自分たちが発見した船が本物のドンスコイ号」と主張した。操舵機と後甲板、船首と船尾の方向などをその根拠に挙げた。これに対し2003年に東亜建設と共に探査を推進した海洋科学技術院は来週中に立場を明らかにすると伝えた。

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