【コラム】トランプ時代、韓国の選択(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.11 17:23
強大国の役割分担で、われわれは再び米国か中国か、海洋か大陸かの深刻なジレンマに陥ることになった。われわれは北朝鮮の核・ミサイルの脅威という実存的な危機に直面している。中国は北朝鮮の挑発牽制に誠意がない。ロシアは韓半島(朝鮮半島)問題に関してはリップサービスだけだ。オバマの関心は韓半島から中東に移った。
トランプの韓半島政策と韓米同盟に関する認識も、韓国が自らの判断で自衛策を取るか、必要なら米国の軍事的抑止力を現金で「買え」というものだ。金儲けに対する動物的な嗅覚で、不動産によって巨万の富を築いた徹底した商売人の論理だ。このためトランピズム(Trumpism)対策の出発点は詳細なトランプ研究だ。