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【社説】九宜駅の悲劇、既得権打破と共同体復元の契機に=韓国(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.06.05 13:13
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韓国社会の構造的な不条理と既得権の積弊が19歳の青年を死に追いやった。スクリーンドア修理工のキムさん(19)が先月28日、ソウル・九宜(クウィ)駅のプラットホームで作業中に走ってきた電車にはねられ死亡した事故は韓国社会を限りなく恥ずかしくさせている。彼が命を失った本当の原因が次から次へと現われているためだ。

直接的な原因では2人1組勤務や作業中の列車運行中断など安全指針をまったく無視した慢性的な安全不感症だ。だがより本質的な理由が赤裸々に現われ衝撃を与えている。その背景にはソウル地下鉄1~4号線を運行する公企業ソウルメトロを事実上私有化している「メトロマフィア」の非道な欲があった。

スクリーンドア修理を担当していた下請け業者ウンソンPSDは契約によりソウルメトロ退職者を雇用し毎月422万ウォンの月給を払ってきた。下請け業者は元請け業者であるソウルメトロの圧力によりスクリーンドア修理人材125人のうち30%をスクリーンドア関連技術の有無も問わず無条件で採用した。これにより業務は月144万ウォンで働く非正規職現場作業員のキムさんに集中するほかなかった。その結果キムさんはカップラーメンひとつまともに食べる時間がないほどの業務圧迫と危険な単独勤務の中で悲劇的に人生を終えなければならなかった。

 
さらに衝撃的なのはその背景にソウルメトロの労使合意があるという点だ。2011年に定年延長をめぐって対立したソウルメトロ労使は「使用側が退職者の分社再就職をあっせんし処遇を保障する」ことで合意した。これに伴いソウルメトロ退職幹部が運営する下請け会社ができ、退職者が大挙就職した。彼らは非正規職員の汗の代価として特権を維持した。一企業の中に能力や成果ではなく出身に基づいて賃金と福祉が顕著に異なる「労働身分制」があるということは福祉でも、正義でも、民主主義でもない。鉄面皮な搾取であるだけだ。

労組の無理な要求を聞き入れ負担を下請け会社の非正規職に押し付けたソウルメトロは道徳的責任を負わなければならない。管理責任がある朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長がこれを知らなかったとすれば無能であり、知っていながら傍観したとすれば職務放棄だ。朴市長は謝罪とともに安全を最優先視する労働慣行を定着させる対策を出さなければならない。(中央SUNDAY第482号)


【社説】九宜駅の悲劇、既得権打破と共同体復元の契機に=韓国(2)

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