「THAAD韓国配置の意思持っている」韓国国防長官
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.06.05 12:22
国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は4日、「高高度ミサイル防衛(THAAD)システムを韓半島(朝鮮半島)に配置する意志を明確に持っている」と明らかにした。韓長官はこの日シンガポールで開かれた第15回アジア安全保障会議の本会議での主題演説の後、「THAAD配置に対する韓国政府の立場」を尋ねる各国代表団と専門家らの質問にこのように答えた。韓長官の発言は米民主党の有力大統領候補ヒラリー・クリントン元国務長官が2日にカリフォルニア州サンディエゴでの演説を通じ「長官在任時に韓米日ミサイル防衛(MD)システムを構築してきた」と明らかにした中で出てきたものだ。
韓長官は「北朝鮮の核・ミサイル能力が高度化される状況で韓国がどのようにミサイルを防衛するかが本質。韓国軍と在韓米軍が保有するミサイル迎撃能力は終末段階の下層に過ぎないためより広範囲な地域を防衛できるTHAADが配置されれば軍事的に有用だとみている」と話した。
韓長官は「(THAAD配置問題は)徹底的に大韓民国の安保と国益の観点から見ており、韓米双方の共同実務団が構成され配置地域と時期、費用などを共同検討している。その結果が両国政府に報告・承認されればそれにより措置される。(THAAD配置の)意志を明確に持っている」と強調した。