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【コラム】「サンドイッチ論」の罠にはまらないようにしよう=韓国(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.01.20 15:08
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昨年、韓国の対中国輸出が大きく鈍化したことについて提起されている憂慮も同じだ。さまざまなメディアや報告書は、これを韓国企業の競争力が落ちた証拠と受けとめて警告の声を高めた。しかしこれは、中国が世界の生産工場だという事実を見逃している。韓国が中国に輸出する多くの製品は、中国が加工して輸出するための中間材だ。中国の輸出が鈍化すれば、中間材の輸入も鈍化するほかはなく、韓国の対中国輸出も鈍化する。対中国輸出の鈍化を韓国の競争力弱体化でのみ追い詰めて大げさに騒ぐことではない。

サンドイッチ論が内包する最も大きな盲点は、国家間貿易にあたかも競争関係しかないと考えることだ。しかし貿易には補完関係も大きい。隣国がうまくいけば競争者も現れるが、その国に自分の製品とサービスを売ることができる市場も大きくなる。グローバル化が進みながら、このような補完関係はさらに加速化して大きくなっている。この補完関係が最近になって韓国の貿易で突然減ったとみるほどの根拠はほとんどない。

 
歴史的に見てもサンドイッチ論は特に説得力がない。韓国が高度成長を持続していた時、日本は米国と韓国の間に挟まれていた。韓国の成長のために日本でサンドイッチ論が浮上したという話は聞いたことがない。90年代以降の日本の不況が韓国の経済の奇跡や米国経済の復活に挟まって広がったと言うのも難しい。欧州のケースも同じだ。英国・フランスなど欧州の大国が成長する時にデンマーク・スイスなど小国の経済が萎縮したという記録はない。むしろ小国は大国よりもさらに高い1人あたりの国民所得を達成した。大国が提供する補完関係を賢く活用した結果だ。

競争関係だけをみてもサンドイッチ論には特別なものがない。この競争は世界市場に参加する限り、誰でも当面する課題だからだ。世界で200ほどに達する国々のうちでトップと最下位を除き、みなサンドイッチの境遇だ。韓国だけがサンドイッチ状態だと、どうして言えるのか。サンドイッチ論はいくらうまく解釈しても競争に遅れをとらないために努力しなければならないという一般的な警告を別に表現しただけのことだ。

どこの国にしても、数多くの発達段階の層で各自の位置を占めている。その位置に沿った挑戦は常にある。競争関係だけ考えれば全体状況の一部だけを見て悲観的に流れやすい。しかしここには補完関係という機会が常に伴う。補完関係側に視線を転じる時に、より大きな市場を探すことができ、より楽観的になれる。サンドイッチに挟む具材が多くなり多層になるだけサンドイッチはさらにおいしくなるのだ。

シン・チャンソプ シンガポール国立大学教経済学科教授(中央SUNDAY第410号)


【コラム】「サンドイッチ論」の罠にはまらないようにしよう=韓国(1)

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