世界のIT企業、「東芝メモリー争奪戦」が激しい理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.18 11:20
◇アップル、NAND型フラッシュ安定的供給元が必要
東芝メモリー争奪戦が激しいのはこうした市場状況のためだ。買収戦に参加した会社はいずれも東芝メモリーの売却に悲喜が交錯するほかない。東芝メモリーが韓日米連合に売られる場合ウエスタンデジタルが泣くことになる。SKハイニックスと東芝に押されシェアの格差が広がり、市場競争力が落ちかねないためだ。反対にSKハイニックスは東芝半導体の買収に成功する場合、一気に5位から2位に上がると同時に、サムスンを追いかける良い機会を確保することになるだろう。また、NAND型フラッシュメモリーに対する基本技術を持つ東芝半導体を友軍として確保することになり、今後特許権使用にともなう訴訟や費用などの問題から多少自由になりえる。