就職難というが…韓国半導体業界は人材不足で大慌て
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.21 16:17
20日、京畿道板橋(キョンギド・パンギョ)にある韓国半導体産業協会。90人余りの理工系大学生がこちらのセミナー室に集まった。「就職寒波」という言葉が嘘ではないかと思われるほど、時ならぬ求人難に見舞われている半導体業界が大学生を対象に雇用説明会を要望したのだ。韓国半導体産業協会のアン・キヒョン常務は「半導体『スーパーサイクル』に入ったサムスン電子やSKハイニックスなど大企業投資の“落水効果”で産業全体が中興期を迎えている」とし「人材を求めている企業は多いが、学生たちが中小企業はよく知らないので人材需給に困難を感じているのが実情」と説明した。
サムスン電子は今月初め、京畿道平沢(ピョンテク)半導体工場を本格稼働し、37兆ウォン(約3兆7000億円)を越える投資を約束した。SKハイニックスもことし7兆ウォンの施設投資と翌月着工する忠清北道(チュンチョンブクド)の清州(チョンジュ)工場に2兆2000億ウォンを投資する計画だ。2大企業の投資で半導体生産装備納品会社の仕事も増えた。