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発売する前から…「ギャラクシーS6、予約2000万台」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.10 11:19
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移動通信業界にも春の日が差した。韓国の移動通信3社は初期物量確保競争に突入した。通信関連オンラインコミュニティでは先週末にSKテレコムやKT専用のS6端末の写真が回った。移動通信会社関係者は、「消費者が人気端末を中心に通信会社を選択する傾向が激しくなり、良い端末をどれだけ早く、多く確保するかがカギ」と話す。通信会社はS6が昨年出た最高速度300Mbpsの「3バンドLTE-A」を本格的に拡散するのに寄与すると期待している。それだけ移動通信会社の収益性も良くなることになる。新事業の踏み台にもなる。SKテレコムのチャン・ドンヒョン社長はスペイン・バルセロナでサムスン電子の申社長に会い、「セキュリティ関連の協力案を議論しよう」と提案した。

こうした期待と活力はサムスンが「イノベーショントラップ(革新の罠)」を超えたおかげだ。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は、「サムスンのスマートフォンはイノベーショントラップに陥っている」と指摘してきた。罠から抜け出す基礎の役割はデザインがした。サムスンはバッテリー交換型という長所さえもデザインのためにあきらめ、「サムスンが初めてプレミアムデザインを出した」という好評を引き出した。

 
デザインに重点を置いたことで、「S6効果」はアクセサリー分野にまで拡散している。サムスンは異例的にS6の図面をアクセサリーメーカーにあらかじめ提供した。サムスン電子無線事業部マーケティングチーム長のイ・ヨンヒ副社長は、「多くのパートナー企業と協力し、アクセサリー事業をオープンエコシステムで作っている」と話した。モンブラン、スワロフスキー、レベッカミンコフ、バートンなどと協業中だ。「アイアンマン」などを制作したマーブルエンターテインメントとも協力中だ。有進投資証券のイ・ジョン研究員は、「メタルケース企業と無線充電企業、フレキシブル回路基板企業などの今年の業績も早く改善されるだろう」と診断した。

しかし過度な期待を警戒する声もある。KB投資証券のイ・ガグン研究員は、「実際にS6発売後の初期反応が期待以下の場合にはもっと大きな衝撃が来るかもしれない」と指摘した。競争者であるアップルは9日に米サンフランシスコで「アップルウォッチ」を公開し最初の反撃に出た。


発売する前から…「ギャラクシーS6、予約2000万台」(1)

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