<韓日中賢人会議>金融・貿易・文化など作業部会で活発な議論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.23 11:39
◇洪起沢「アジアインフラ投資銀行の設立を」
金融・貿易=韓日中FTAとアジアインフラ投資銀行設立、域内共通市場構築、3カ国通貨を活用した貿易決済活性化問題が議論された。戴相竜元中国人民銀行総裁は、「中国はすでに上海に自由貿易実験区を設置しており、これを天津まで拡大した。こうした実験区は中国各地に拡大を続けていく。これは3カ国FTA交渉を加速化する条件と考える」と分析した。
洪起沢(ホン・ギテク)KDB金融グループ会長兼KDB産業銀行頭取は、アジアインフラ投資銀行の設立を提案した。中国の東北3省とロシア沿海州、北朝鮮などにインフラを構築する場合、物流が円滑になり域内経済発展にも利益になるというのが彼の分析だ。竜永図元中国世界貿易機関(WTO)加入交渉首席代表は、「東南アジア諸国連合(ASEAN)を合わせた域内包括的経済連携協定(RECP)と米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)が、競争と対立よりも情報交換などで協力すればアジア太平洋の貿易活性化につながるだろう」と話した。