「受けるべき人受けた」ソウル生まれの伊東豊雄がプリツカー賞受賞(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.19 15:44
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独特な柱が引き立って見えるせんだいメディアテーク(2001、写真=プリツカー賞ホームページ)。
◆革新とロマンの建築
伊東氏はよく、“日本現代建築”といえば思い出す“軽くて透明な印象の建築”を定着させた人物として評価される。代表作である『風の塔』(横浜、1986)、『八代市立博物館』(1991)、『大館樹海ドーム』(1997)などで、軽快な曲線型の屋根とガラスという素材を使い内部と外部の空間の一体感を追求した。
代表作の『せんだいメディアテーク』(2001)は、彼の建築哲学が最もよくあらわれた建物として選ばれる。彼は建物内部の壁体を、最小限に減らした。市当局の行政空間や地域住民のための文化空間など多様な用途に変更可能な、開かれた空間をつくり出した。この建物は2年前の東日本大地震の強い震動にもびくともせず持ちこたえて話題になった。