世界のIT企業、「東芝メモリー争奪戦」が激しい理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.18 11:20
最近世界の半導体業界の関心は東芝ばかりだ。東芝の半導体子会社である東芝メモリーをめぐり、世界のIT企業が激しい争奪戦を行っているためだ。SKハイニックスを前面に出した韓日米連合、米国ウエスタンデジタルが主軸になった新日米連合が競うまではそれほど驚くことではない。だがアップルのiPhoneの製作下請け会社として有名な台湾の鴻海(フォックスコン)がソフトバンクとグーグルと組んで参加し、アップルまで韓日米連合に加勢したというニュースにはだれもが目を丸くしている。東芝メモリーがどれだけすごい会社で世界屈指のIT企業がこのように関心を示しているというのか。
結論から話す。東芝メモリーではなくNAND型フラッシュがそれだけ重要だ。東芝メモリーはNAND型フラッシュメモリー分野で世界2位のメーカーだ。NAND型フラッシュはDRAMとともにデータ保存のために使われるメモリー半導体だ。電源が遮断されるとデータを失うDRAMと違い、NAND型フラッシュは電源供給がなくても長時間のデータ保存が可能だ。こうした特性から最近スマートフォンやノート型パソコン、パソコンなど多様なIT機器に使われる。