【コラム】第2次朝鮮戦争が起きたら…(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.06.26 10:17
中国でも英国と同じくらい韓国戦争について話されることはなかったため、後日、この時の対話がどれほど大切だったかを思い知った。韓国戦争は栄光な勝利がひとつもない、あまりにも多くの血が流れた戦争だった。さらに悪いのは、台湾を「解放」するための最後の攻撃に使うはずだった軍隊を韓国で消耗してしまったことだ。北京大で会った中国人ルームメートは中国人が人民志願軍総司令官だった彭徳懐将軍が嫌いだとよく言っていた。国連軍は、中国が軍人を十分に武装させる銃器もなく人海戦術を強行していることに驚きを隠せなかった。これは中国青年たちが防御する武器さえ持たずに機関銃に倒れていったという意味だ。私のルームメートは誰かの兄弟であり息子で、夫であり、友人だったこの青年たちをみじめな死に追いやった彭将軍を許せないと話した。
私は韓国軍人が耐えなければならなかった苦痛については書かない。少なくとも韓国では多くの人々がこの日を思い出し、話をするだろうと考えるからだ。北朝鮮でも韓国戦争についてそれほど多くは論じそうにない。このように、多くの国で韓国戦争がなかったように冷遇されているが、どちら側にしろ、戦争に参加した人々は残酷な出来事を体験した。