張成沢除去の裏には「石炭戦争」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.17 13:18
張成沢の死刑が執行された12日に開かれた国家安全保衛部特別軍事裁判でも、石炭問題が経済部門の腐敗・不正のうち最初の方に登場した。朝鮮中央通信は判決文を伝え、「張成沢は石炭をはじめとする貴重な地下資源をむやみに売り、腹心がブローカーにだまされ、多くの借金を抱えさせた」と批判した。また「5月にその負債を返すといいながら羅先経済貿易地帯の土地を50年期限で外国に売る売国行為もした」と指摘した。
企業銀行研究所のチョ・ボンヒョン研究委員は「張成沢の長い間の側近で、先月公開銃殺された李龍河(リ・ヨンハ)党行政部第1副部長と張秀吉(チャン・スギル)副部長が運営した会社が、主に鉱物と水産物を中国に輸出した」とし「中国側の詐欺師にだまされて代金を取られるなど損失が発生したのを問題に取り上げた」と分析した。張成沢が産業インフラ改善レベルで羅津港の第4・5・6号埠頭を中国が工事し、50年間の使用権を与えたのも「売国行為」として取り上げた可能性があるということだ。