「受けるべき人受けた」ソウル生まれの伊東豊雄がプリツカー賞受賞(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.19 15:43
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伊東豊雄が設計した東京八王子市の多摩美術大学図書館。コンクリート壁がアーチ型に大胆に展開され、開放的で軽快なイメージを生かした。内部にはやわらかい曲線型の本棚などを置いて“芸術的インスピレーションをあたえる図書館”を追求した。(写真=プリツカー賞ホームページ)
「彼の建築は楽観主義的で明るく、そして喜びがある。また独創性と普遍性をあわせ持っている」。
異変はなかった。“建築界のノーベル賞”と呼ばれる今年のプリツカー賞(Pritzker)は、日本出身の世界的な建築家・伊東豊雄氏(72)の手に渡った。主催側であるハイアット財団は17日(米国時間)、伊東氏を受賞者として発表し「(彼は)この40年間余り、図書館・住宅・公園・劇場・商店など多様な建築物を設計しながら、革新的なコンセプトを具体化した建物として実現させた建築家」と評価した。
昨年、国際舞台ではほとんど知られていなかった中国建築家の王澍氏(49)の受賞で、建築界が当惑感を示したこととは違い、今年は「受けるべき人が受けた」「かえって遅かった感さえある」という反応が出てきている。