【社説】自ら足引っ張る可能性高い北朝鮮の無謀な核賭博(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.07 17:06
国際社会はしばらく北朝鮮の核問題で騒がしくならざるをえない。2013年の北朝鮮の3次核実験に対応して国連安保理が採択した決議案に含まれた「トリガー(trigger)条項」により、安保理は自動的に北朝鮮に対して「重大な追加措置」を取らなければならない。強力な追加金融・経済制裁が議論されることで中国とロシアも反対しにくいだろう。
だが制裁を通じて北朝鮮の行動を変えるには限界がある。結局は北朝鮮の核問題のカギを握っている米国と中国が出るほかはない。北朝鮮は中国にさえ知らせずに今回の核実験を断行した。牡丹峰(モランボン)楽団の一方的な撤収に続き、4次核実験で習近平中国国家主席の忍耐は限界を試されている。朝中関係の全面的な再検討を促す中国内部の声も高まるだろう。中国が食糧とエネルギーを含めて対北朝鮮交易を全面中断する場合、北朝鮮は致命的な状況を迎える恐れがある。