【コラム】韓日間の葛藤、李大統領と野田首相が問題だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.14 10:14
韓日関係を混乱させた李明博(イ・ミョンバク)大統領のオーバーアクションがなかったとすれば、今ごろ私たちは釣魚島(尖閣諸島)で中国と日本が繰り広げる瀬戸際対決を余裕を持って眺めながら、私たちが手にする漁夫の利を計算できたことだろう。しかしそれは贅沢だ。韓日間の葛藤が足元の火だ。問題を解決すべき大統領が“問題”そのものになってしまった。
韓国の大統領が自分の言葉と行動が韓日関係全体に及ぼす作用に対する概念的・立体的な理解と考慮なしに、独島(ドクト、日本名・竹島)や慰安婦のような過去の歴史を解決する中長期的な戦略なしに、いきなり踏み出した一歩、吐き出した一言が、韓日関係に非常に大きな損失をもたらした。もう一度整理すれば、韓日関係を後退させた言動は3つある。李大統領の独島訪問、国際社会で日本の影響力は大きくないという発言、そして天皇が韓国に来たいのなら日本の植民地統治で苦痛を受けた韓国人に謝罪するべきだという要求だ。