【時論】韓国の未来は修能制度から解放されてこそ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.23 14:26
どちら側も創意性の下がる教育や人材偏重のような韓国教育の慢性的な難題を克服する代案にはなれない。今の教育体質を根本的に直さなければ、韓国は決して未来を豪語できない。例えば科学の場合、科学教育の核心である実験室で取り組む学生は実力のある学生と認められることができない。修能出題の予想問題集で正解を当てることを練習することが有利だ。こうした制度で科学の大家が出ることを期待できるだろうか。グローバル科学の競争で百戦百敗することは明らかだ。科学だけでなく、あらゆる分野が同じことだ。
このような教育不通の解決方法を探そうとするならば、根本的な代案を模索しなければならない。それは修能出題の難易度調節の問題ではない。韓国社会が修能制度を聖域化している既得権の守護勢力にいつまで言いなりになるのだろうか。自分の子供、自分の学校の有不利に執着して教育政策を停滞させる近視眼的な態度に縛られている時ではない。