【社説】民主労総の無茶に押されて崩壊する法と原則=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.19 10:58
国民選挙を通じて選ばれた国家・地方権力が一部の勢力を代弁する労働権力に無力にひざまずくことがたびたび起きている。一昨日、呉巨敦(オ・ゴドン)釜山(プサン)市長は正当な法執行手続きにより一週間前に釜山日本総領事館近くの鄭撥(チョンバル)将軍の銅像前の歩道から奇襲撤去した強制徴用労働者像を全国民主労働組合総連盟(民主労総)に返還することにした。5月1日のメーデー前までに労働者像設置場所を確定するという内容の「公論化プロセス」合意文もキム・ジェハ民労総釜山本部長などと発表した。
しかし、これは市長の職務放棄を宣言したも同然だ。両者は合意文で新設される「強制徴用労働者像建立のための釜山市民100人円卓会議」に設置場所の指定を一任することにした。ところで100人の円卓会議出席者の選定権限を民主労総が主導する労働者像建立委員会や市議会などに与えた。このため、設置場所が日本総領事館前に決まる可能性が高い。泥棒に家を守れと鍵を預けるようなものだ。