13日は中国にとって悲しい日…「南京大虐殺の日に訪中を入れたのは韓国」

13日は中国にとって悲しい日…「南京大虐殺の日に訪中を入れたのは韓国」

2017年12月14日10時58分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  文在寅(ムン・ジェイン)大統領を乗せた専用機が西海(ソヘ、黄海)上空を飛んでいた13日午前10時(日本時間11時)、中国の習近平国家主席は江蘇省南京に姿を表わした。

  この日南京大虐殺80年を迎えて追悼式に出席したのだ。「南京大虐殺犠牲同胞記念館」で開かれたこの日の追悼式は、習主席や兪正声・全国人民政治協商会議(政協)主席ら中国指導者が参列する中で挙行された。

  追悼式は長く鳴り響いたサイレンの音に合わせて参列者全員が黙祷を捧げたことに続き、献花や祭文朗読など厳粛な雰囲気の中で進められた。南京の主要な建物には弔旗が掲揚された。習主席は南京記念館視察など現地日程を終えてこの日夜遅く北京に戻った。

  このため文大統領は習主席が不在の北京で訪中初日の日程を消化した。海外同胞の昼食懇談会を皮切りに、午後は韓中企業家が集う韓中ビジネスフォーラムに参加して演説を行った。

  習主席が主宰する公式歓迎式と首脳会談、国賓晩さん会はすべて14日午後に行われる。このため両首脳が会う時間はどうしても限られてしまう。これは2013年朴槿恵(パク・クネ)前大統領の国賓訪問当時、到着初日に会談と歓迎式、共同記者会見、国賓晩さん会などの公式日程を消化し、翌日も習主席夫妻や外交担当閣僚らと昼食を共にしながら7時間以上も一緒に過ごしたこととは対照的だ。

  中国は2014年から南京大虐殺の発生日を国家の公式記念日に制定して記念式典を行っている。過去の歴史を忘れないでおこうと強調する習主席が執権してから始まった行事だ。したがって中国全域が挙国的に追慕の雰囲気に包まれるこの日に国賓訪問を始めることは外交慣例上、不適切なことだ。韓国殉国烈士の日に外国の国賓を迎えないのと同じ論理だ。厳粛な雰囲気のため、外賓を歓迎して慶祝する雰囲気を演出することが難しいためだ。

  問題はなぜこのような日程を組んだかという点だ。匿名を求めた北京の外交消息筋は「13日は韓国が提示した日」と伝えた。「最大規模の訪中にする」という原則に基づき、当初は13-17日の4泊5日間の日程を提示したが、調整の過程で重慶での日程を一日減らし、16日に帰国が決まった。韓国が提示した日程ということで、中国の意図的な外交欠礼とは考えにくい。当初、日程を組んだ当局者が南京虐殺80年という点や習主席の追悼式出席の可能性を検討したのかどうか不透明だ。

  正確な経緯は分からないが、「年内訪中」を実現させる過程で出てきた可能性がある。中国は18日から習主席が主宰する年次会議の経済工作会議に入る。韓国では同じ時期、文在寅政権発足後、初めてとなる在外公館長会議が予定されている。その後になると年末なので訪中が事実上不可能になる。結局、それ以前に訪中日程を終わらせようとしたため、国賓訪問としては無理のある日程になってしまったとみられる。

  一方、この日の追悼式の演説は習主席ではなく兪正声・政協主席が行った。兪主席は「日本軍国主義が発動した戦争は中国人民だけでなく日本人民にも大きな傷害を与えた」とし「両国人民は再びやってこないだろう平和をより一層大切にしなければならない」と述べた。続いて「ことし中日国交正常化45周年、来年は中日平和友好条約締結40周年を迎え、中日両国人民の根本利益から出発して、平和・友好・協力の大きな方向を正確に把握し、歴史を鏡として未来に進まなければならない」と述べた。最近の日中関係改善ムードを今後も維持していこうとするメッセージと考えられる。

  追悼式には中国に駐在する各国外交使節も参列した。盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中韓国大使も文大統領の指示で大統領の出迎えではなく南京追悼式のほうに参加した。当初、駐中大使館は在上海総領事館の関係者を追悼式に派遣する方針だった。翌日開かれる首脳会談を控えて中国側に最大限の誠意を示すために追悼式参列者の格を上げたものとみられる。
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