過去最長の鉄道スト、警察・検察は強硬モードに=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.17 11:23
9日に始まった鉄道ストは17日で9日目を迎え過去最長記録を塗り替えた。国民への影響が増え安全事故まで発生したことから、検察と警察は16日に鉄道労組指導部に対する逮捕状を請求した。ストがこれ以上容認できない段階に入り込んだという判断からだ。最高検公安部はこの日午前、警察庁と国土交通部、雇用労働部など関連機関関係者が参加する中で公安対策協議会を開いた。韓米自由貿易協定(FTA)反対のデモが激化した2011年以来2年ぶりだ。
協議会は違法スト加担者を厳正に司法処理する方針を固めた。朴槿恵(パク・クネ)大統領もこの日開かれた青瓦台(チョンワデ、大統領府)首席秘書官会議で、「鉄道労組が国家経済の動脈を担保に違法ストをしていることは本当に残念だ。政府が何度も民営化しないと発表したのに民営化反対ストをするのはまったく名分のないもの」と話した。
警察はスト主導者の身柄確保に乗り出した。この日午前、鉄道労組のキム・ミョンファン委員長をはじめとするスト主導者10人に対する逮捕状を申請した。裁判所はこの日夜まで順にキム委員長ら10人全員に対する逮捕状を発行した。ソウル西部地裁のイ・ドンウク令状担当判事は、「スト目的の違法性に対する疎明があり、逃走および証拠隠滅の恐れがある」と令状発給理由を明らかにした。警察は検挙担当班を編成し令状が発給された労組幹部を強制拘引する方針だ。これに先立ちコレールはストを主導した組合員190人を業務妨害などの容疑で警察に告訴した。