非核化の実務交渉を控えた北「韓国は抜けろ」 また直取引宣言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.15 09:07
米朝非核化の実務交渉が早ければ今週中に再開されるものと見られる中、北朝鮮が「韓国は(米朝実務交渉に)関わる必要がない」と主張した。北朝鮮の対南宣伝メディア「わが民族同士」は13日「疎外論、決して公然とした憂慮ではない」という見出しの論評で米朝首脳の板門店(パンムンジョム)会談以降「『韓国疎外論』が台頭している」とし、「われわれとしては米国の承認なしに一歩も動くことのできない相手と向かい合って空談をするよりは南朝鮮に対する実権を行使する米国を直接相手にして必要な問題を議論するほうがはるかに生産的」と明らかにした。同時に、「朝米両国が向かい合って両国間の懸案問題を議論するところに南朝鮮があえて関わる必要はなく、またこれに割り込んでもできることはないというのが自明だ」と主張した。
北朝鮮は先月27日、韓国に向かって「米朝関係から抜けよ」として強く非難した。当時、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国局長が発表した朝鮮中央通信談話で「朝米対話の当事者はわれわれと米国であり、南朝鮮当局が口出しする問題ではない」と言った。
それから30日、南・北・米首脳が会った板門店会談後、北朝鮮は対南・対米非難を自制してきた。そうするうちに10日ぶりに韓国に対する非難に出ている。