『仁川（インチョン）上陸作戦』は血の汗を流して作った大作だ。

映画『仁川上陸作戦』（イ・ジェハン監督）側が公開した製作期の映像には、スペクタクルな撮影現場の様子と共に俳優たちの苦悩と努力の姿も含まれていて目を引く。

『仁川上陸作戦』企画のきっかけについて製作者のチョン・テウォン代表は「仁川上陸作戦は世界史に残るほど非常に成功した作戦でありマッカーサー将軍を思い出させるが、その作戦の中には韓国の軍人たちの活躍と犠牲があったことを伝えたかった」と明らかにした。

演出をつとめたイ・ジェハン監督は「後半部は上陸作戦に重点を置き、前半と中盤は緊張感が漂う諜報物として構成した」としてこれまでの戦争映画とは差別化された『仁川上陸作戦』ならではの映画的な面白味を強調した。

海軍諜報部隊大尉チャン・ハクス役のイ・ジョンジェは「近ごろの戦争映画の中で諜報の形式を目立たせている戦争映画はなかったようだ」と明らかにした。イ・ジョンジェは激しいアクションシーンの撮影途中で破片が飛んできたり火傷をしたりするなど危険な状況の中でも最善を尽くしてキャラクターを完成させた。

これについて俳優リーアム・ニーソンは「イ・ジョンジェは清廉な俳優だ。どんなセリフを言っても説得力が感じられる能力を持つ人だ」と好評した。北朝鮮軍の仁川地域司令官リム・ケジン役のイ・ボムスもやはり老練で冷酷なリム・ケジンの姿を表現するために、北朝鮮の話を練習して体重を増やすなどキャラクターに対する深い悩みと努力を惜しまなかった。

イ・ジェハン監督は「イ・ボムスさんはすごいメソッド俳優だ。演技にアプローチする密度が大変なものだった」と絶賛した。

また国際連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサー役を演じたリーアム・ニーソンは「マッカーサー将軍は韓国人を愛し、彼らの自由を守ろうと努力した。マッカーサー将軍にどっぷりと浸かっていた」として深い愛情を表わした。

『仁川上陸作戦』は７月２７日封切りだ。