2冊目の韓日中共通歴史教科書、来年春に3カ国語で出版

2冊目の韓日中共通歴史教科書、来年春に3カ国語で出版

2010年08月28日11時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   韓国・中国・日本の学者が共同で執筆した「韓日中共通歴史教科書」が来年春に出てくる。05年に出版された近現代史教科書「未来をひらく歴史」に続き、2冊目の3カ国統合教科書となる。

  教科書制作に参加した大日方純夫早稲田大教授と俵義文「子どもと教科書全国ネット21」事務局長は27日、「今年9月と11月、ソウルで韓日中共通歴史教材編纂会議を開いた後、来年初め3カ国語で新しい教科書が出てくる予定」と明らかにした。英語版も出版される予定だ。

  初めての共通教科書が中学生を対象にしたとすれば、新しい教科書は高卒以上の成人と大学の教材を念頭に置いて制作されている。

  ◇世界の中の東アジア=上下巻で構成される新しい教科書は、東アジアの国際秩序、東アジアの人と交流を韓日中3カ国の近現代史を通して分析した。特に、憲法、都市化、鉄道、人の移動と交流、家族と性、学校と教育、マスメディア、戦争と民衆という8つのテーマを決め、3カ国間の交流史を扱った。

  新教科書は第1、2次世界大戦と冷戦体制の形成が東アジアに及ぼした影響、冷戦体制崩壊後までの東アジアの近現代史を記述している。

  新しい教科書のための編纂会議は06年11月以降、3カ国を行き来しながら計12回開かれた。作業過程では葛藤も少なくなかった。例えば日清戦争を起こした目的が日本の中国大陸侵略なのか、それとも朝鮮支配かという意見の隔たりもあった。合意しばい場合は双方の主張を同時に記載した。

  日帝の韓国強制併合問題について、日本の学者らは「併合」という表現を主張したが、韓国側は「強占」を要求した。結局、2つの表現を同時に使用した。原爆投下などで「日本の民衆も戦争の被害者だった」という日本側学者の主張に対し、韓国・中国側の学者が反論したりもした。

  ◇日本歴史歪曲教科書がきっかけ=韓日中共通歴史教科書の誕生は、01年に日本の「新しい歴史教科書をつくる会」が制作した歪曲教科書が日本政府検定を通過したのが決定的な契機になった。

  日本の歴史歪曲教科書を正すために98年に組織された「子どもと全国ネットワーク21」の俵義文事務局長をはじめとする日本側の学者らが韓国・中国の学者を招請した。3カ国の学者らは03年の南京国際学術大会で、各国の中学生が共同で使用できる近現代史教材を制作することに合意し、05年に「未来を開く歴史」を出した。01年当時2000人だった教科書ネットワークの会員数は現在5300人にのぼる。

  俵事務局長は「日本の公立学校の歪曲教科書採択率が当初の0.2%から1.7%にまで増えた。これは自治体の首長が傘下教育委員会の委員に右派を任命しているためであり、日本の世論が保守化しているということではない」と説明した。
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