中国半導体の空襲…「サムスンより速い32段NAND量産」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.09 09:17
中国のメモリー半導体空襲が始まった。中国の長江ストレージ(YMTC)が「半導体の本場」である米シリコンバレーで開かれた半導体カンファレンスで来年に32段3DNAND型フラッシュを市場に出すと宣言した。独自の3D NAND量産技術も発表した。
YMTCは7日に米サンタクララコンベンションセンターで開かれた「フラッシュメモリーサミット」で32段3D NANDの試作品を発表した。10月から本格的な試験生産に入り、来年から大量生産に乗り出すと明らかにした。YMTCは昨年3D NAND技術を公開し、1年後の今年末から量産に入るとしていた。世界最大のメモリー半導体市場である中国の「独自生産」宣言に世界のメモリー半導体市場はざわめいた。だが業界では簡単には量産に成功できないとみていた。
当時中国はメモリー半導体関連基盤が皆無の状態で、YMTCは2016年に設立された新生企業だった。予想を破りYMTCは設立から3年で中国製メモリー半導体を市場に出す予定だ。YMTCは中国国営半導体企業の清華紫光グループの子会社で、補助金や税制優遇など中国政府の全面的な支援を受けている。