北朝鮮体制の熱弁振るったテ・ヨンホ氏が第3国に亡命

北朝鮮体制の熱弁振るったテ・ヨンホ氏が第3国に亡命

2016年08月17日15時41分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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写真=2014年11月、英国ロンドンで開かれたある講演に登場したテ・ヨンホ氏の姿。(写真=YouTubeキャプチャー)
  駐英北朝鮮大使館に勤務して第3国に亡命したテ・ヨンホ第1等書記官(52)のリアルな過去映像が公開されて目を引いている。公開された動画はテ・ヨンホ氏が2014年11月にロンドンで行た講演の様子を記録したものだ。

  20分ほどの講演で、テ・ヨンホ氏は北朝鮮体制を宣伝するのに多くの時間を費やしている。テ・ヨンホ氏は「わが国に無償教育・無償住居・無償医療が提供されていることが分かれば、人々は北朝鮮に対する考えを変えることになるだろう」と宣伝した。

  しかし期待とは違って客席から笑い声が漏れるとテ・ヨンホ氏は表情が固まり、突然メディアに対する不満を表わした。テ・ヨンホ氏は「西側メディアの歪曲せいで北朝鮮のイメージが間違って描写されている」と非難した。西側メディアが北朝鮮を意図的に「閉鎖国家」「貧しい国」と描写しているというのが不満の要旨だ。

  2013年12月、張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清・処刑事件に対する言及もあり目を引いた。テ・ヨンホ氏は「おい(金正恩)が叔父(張成沢)を殺して犬に餌として与えたというのはすべて作り話」と強調した。テ・ヨンホ氏は「リーダーシップ(指導者)が変われば当然周辺の人々も変わる」と熱弁を振るったが、直接的に「粛清」や「処刑」等の単語に言及してはいない。

  また、米国や英国などを帝国主義国家と描写して「自由はこれらから武力闘争(armed struggle)を通じて勝ち取らなければならない」と強調した。核保有と弾道ミサイル開発などを正当化する発言だ。特に、米国に対しては「米国は自分たちの利益のためなら相手を攻撃するのも躊躇(ちゅうちょ)しないが、われわれ(北朝鮮)には核があるので攻撃できない」と主張することもした。

  テ・ヨンホは終始、自信にあふれた口調と表情で体制宣伝に対する熱弁を振るった。亡命した現在の状況から見るとアイロニーだ。エリート脱北者の名前と顔がインターネット上に公開されたことは異例で、彼が外交官として北朝鮮体制を代弁する「広報マン」の役割を積極的に果たしていたことが垣間見れる。YouTube(ユーチューブ)で「Thae yong ho」を検索すると彼の他の講演映像も見ることができる。
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