韓国主力産業、輸出競争力に「赤信号」…円安に加えて元切り下げが影響(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.17 15:26
韓国の携帯電話の貿易特化指数は2012年0.59、2013年0.63と上昇する兆しを示したが、昨年(0.49)から下落傾向に転じた。アップルにおされ、中国勢に追撃された結果だと解説される。サムスン電子の世界携帯電話市場シェアは2013年から下落に転じたが、中国ファーウェイ(華為)は2010年0.23%からシェアを毎年伸ばして昨年3.36%を占めるに至った。
鉄鋼部門では韓国の競争力が大きく改善されたものの、急成長している中国が追い越すのを許してしまった。鉄鋼業界では、低価格製品を相次いで出す中国鉄鋼会社が品質まで改善して躍進を遂げたと分析した。
韓国の造船業種の貿易特化指数は2009年0.87から1-3月期0.84と3.4%下落した。中国は同期間6.5%上昇した。ことし1-3月期の中国造船指数は0.99を記録した。現代重工業など大手3社が無理な海洋プラントの受注で兆単位(ウォン基準)の損失を出し、回復が容易ではない状況だ。