韓国空軍、空中給油機にエアバス選定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.01 09:35
韓国空軍が空中給油機にエアバス社のA-330 MRTT(4機)を選択した。
1兆4881億ウォン(約1620億円)を投入して2019年までに空中給油機4機を導入する大型事業の入札には、欧州連合(EU)のエアバスのほか、米ボーイング社(KC-46A)、イスラエル航空宇宙産業(IAI・MMTT)が参加した。激しい競合の末、異変が生じた。その間、老朽した戦闘機の入れ替えのために推進した空軍次期戦闘機事業(FX1次40機、FX2次21機、FX3次40機)では、それぞれボーイングのF-15K(1、2次)とロッキードマーチンのF35(3次)が選択された。すべて米国機種だった。ラファール(フランス)、ユーロファイター(EADS)など欧州の航空機は3回とも苦杯をなめた。
この日も米空軍が使用する予定のボーイングKC-46Aに決まるという予想が多かった。しかし昨年末からの防衛事業不正の余波もあり、機種選定過程では「性能」が勝敗を分けた。キム・シチョル防衛事業庁報道官は「A-330 MRTTが(海外派兵など)作戦任務地域での滞空時間や空中給油量、人員および貨物空輸などで優秀な性能を見せた」と説明した。