韓国電子通信研究院、特許競争力世界1位の秘訣は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.16 17:41
韓国電子通信研究院(ETRI)院長の昨年の年俸は1億3600万ウォン(約980万円)だった。 1900人の研究員のうち、院長よりも年俸が多い人は25人で、億ウォン台の年俸は全体の25%の476人。 ETRI職員の昨年の平均年俸は8600万ウォンで、理工系の国策研究所で最も高い。 技術移転の対価として受けるロイヤルティーなどインセンティブのおかげだ。 成果を出しただけ対価を受けるという文化が定着しているのだ。
ETRIが最近、米国知識財産専門雑誌「IPトゥデイ」が発表した世界研究機関の特許競争力で1位になった秘訣に、国策研究所の関係者は▽インセンティブ▽国際標準特許の確保▽技術事業化戦略--などを選んだ。 IPトゥデイは、世界の企業と研究所・大学・政府機関を対象に特許の競争力を評価し、毎年発表している。 今年の評価ではETRIが1位、次いで米カリフォルニア大学、台湾ITRI、米MIT、米海軍などの順となった。 独フラウンホーファー研究所は10位だった。ETRIの金興南(キム・フンナム)院長は「特許競争力は企業と国家の競争力を意味する」とし「IPトゥデイの評価はETRIがもう世界的な研究所に成長していることを意味する」と述べた。