「国民の選択に従う」 ソウル銅雀乙から出馬した鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一部長官は9日の夜、自分の落選が決まるとテレビのインタビューに答え「どんな選択でも国民の選択は正しい。大変残念だがこの結果を謙虚に受け入れる。国民はまだ民主党が力不足だと考えているようだ。しかし、国会のバランスが崩れたのは残念だ」と話した。たった4カ月で大統領選挙と総選挙の敗北を経験したためなのか、鄭東泳氏は疲れきった表情だった。
鄭東泳氏の今回のソウル出馬は大きな冒険だった。党内では彼の出馬説が出始めたときから、大統領選挙で惨敗した当事者がすぐに総選挙のために駆け回る姿は好ましくないと反発する声も高かった。周りからも「地元の全州(チョンジュ)ならいざ知らずソウルは危険だ」と引き止める声も出ていた。