中国ショック拡大するが…現代自動車「チャイナイグジットはない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.18 09:14
簡単には合弁関係が壊れにくい構造なのに「チャイナイグジット」の見通しが出てくる背景はロッテマートの事例のためだ。辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長が直接「絶対的に中国で継続して事業をすることを願う」と意志を表明したが、結局ロッテマート売却を推進中だと確認された。大徳(テドク)大学自動車学科のハン・ジャンヒョン教授は「現地生産能力の半分も生産できない状況が続けば現代・起亜自動車も『第2のロッテマート』にならないという保障はできない」と懸念する。
大規模設備投資が要求される自動車産業の特性上、「チャイナイグジット」が発生すれば現代自動車は15年間に中国に投資した金額を無駄にすることになる。現代自動車グループが中国9カ所の工場に直接投資した金額は約5兆ウォンと推定される。
ここに販売網と自動車産業生態系構築という無形資産まで考慮しなければならない。自動車産業は協力会社が段階的に1万個の部品を組み立てて上位業者に納品する構造だ。現在145の韓国の自動車部品メーカーが289カ所の中国工場を運営している。このうち120社余りが現代・起亜自動車とともに中国に進出した。