【コラム】韓国証券市場は変わっていない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.18 11:51
株式は他の人々と逆に動いてこそ利益を残すことができる。売る時に買い、買う時に売らなければならない。ぶっちゃけて話せば、ストップ高の時に売って、ストップ安の時に買う図太さがなければならない。個人投資家がこうするのは容易ではない。高度な情報力・分析力だけでなく、精神力・体力まで備えてこそ可能だ。個人投資家には直接売買より機関投資家が運用するファンドを勧めるのはこうした困難のためだ。
政府はファンドを通じた間接投資を推奨し育成してきたが、先月KOSPI市場で個人投資家の割合が60%に達した。1990年代も個人投資家が60%台だったので、これまで良くなったのではない。さらにコスダックは個人投資家の割合が90%前後だ。個人投資家同士で乱打戦を行っているわけだ。正常ではない。過熱への懸念をもたらす上海証券市場の個人投資家の割合が80%だ。コスダックのほうが高い。金を借りて投資する信用融資残高も20年間に1兆8000億ウォンから7兆ウォン(コスダック3兆8000億ウォン含む)に増加した。