殺処分の逆説… 鳥インフル感染ない農家がより厳しく=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.07 14:18
鶏は今2.8キロになっている。飼料もよく食べる。空間が狭くなり、大きく成長した鶏の間に挟まれて圧死する鶏が一日に100羽近く出るという。数日以内に移動制限が解除されるとしても悩みだ。適期を逃し、価格が落ちているからだ。キルさんは「適時に出荷する場合に比べ、おそらく4分の1も受けられないだろう」とし「むしろ今、殺処分の対象になり、補償を受けるのがよい」と語った。
殺処分すれば政府が卸売価格に合わせて補償する。移動制限農家に「緊急生活安定資金」を支援するが、農家あたり最大1400万ウォンで、キルさんには一日半ほどの飼料分にしかならない。鳥インフルエンザの直前に鶏・鴨を売った後、移動制限対象となり、新たに雛を入れられず農場が空いているところもある。このように出荷または入荷できない農家が井邑市に18カ所、扶安郡に1カ所など全羅北道だけで19カ所にのぼる。