【時視各角】日帝強制占領時代の「大権」の使用を禁止すべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.21 09:49
権力という言葉が穏当かどうかという点から見てみよう。権力は個人や集団を思いのままに動かすことができる力だ。この言葉は憲法1条に一度だけ登場する。「すべての権力は国民から出る」。一方、権利が及ぶ範囲ないし限界を意味する権限は憲法に11回登場する。権限行使、大統領権限代行、政府の権限、行政各部間の権限…。
銃口からは権力が出てくるが、投票箱からは権限が出てくるだけだ。民主共和国なら大統領であっても公式的には権限というのが正しい。それでも私たちは権力を人格化して偶像として仰ぎ、その前に大という修飾語まで付けている。