「朝鮮陶工」の後えい、14代沈寿官さんが死去
ⓒ 中央日報日本語版2019.06.17 14:59
16世紀末の丁酉再乱(慶長の役)で日本に連行されて薩摩焼を始めた沈当吉(シム・ダンギル)の14代子孫の沈寿官(シム・スグァン)さんが16日、肺炎で死去した。故沈寿官さんは鹿児島県日置市美山の薩摩焼を代表する沈寿官窯の陶芸家として創作活動を続けてきた。
1964年に父の13代沈寿官さんが死去し、14代沈寿官を襲名した。代々受け継がれてきた金襴手と透彫り技法を生かした薩摩焼の作品などを幅広く扱い、鹿児島県伝統のガラス細工も習って透明感をもたらす新しい技法も誕生させた。