韓経:「新しい計算法」切り出した北朝鮮…米国に「核保有国地位・制裁緩和」繰り返すか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.11 11:25
北朝鮮が米国に今月下旬の対話再開を提案し、「新たな計算法」を再び強調した。事実上の核保有国の地位を保障し、国連の対北朝鮮制裁を解除してほしいというこれまでの主張をさらに強く押し出してくるものと予想される。一部では北朝鮮が2月末のハノイ会談決裂を教訓に電撃的に核査察を受け入れることもあるだろうとの観測が出ている。
◇北朝鮮、核査察受け入れの可能性提起
北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は9日夜に発表した談話で、「米国側が朝米双方の利害関係にともにこたえわれわれに受け入れ可能な計算法に基づいた対案を持って出てくるものと信じたい」と明らかにした。4月に金正恩(キム・ジョンウン)委員長が最高人民会議での施政演説で言及した「新しい道」を取り上げたものだ。当時金正恩委員長は「今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待ってみるだろう」と期限を定めた。また「米国がいまの政治的計算法に固執するならば問題解決の見通しは暗くなり、とても危険だろう」と主張した。