<インタビュー>西大門刑務所「ひざまずき謝罪」日本の鳩山元首相(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.17 15:19
鳩山元首相は政治の名門一族の出身だ。「日本のケネディ家」と呼ばれる鳩山家は4代にわたり政治を受け継ぎながら2人の首相を出した。曽祖父である鳩山和夫は1890年代に衆議院議長をつとめた帝国議会の核心人物だ。自由民主党と民主党を創党した祖父の鳩山一郎は総理を3回つとめた。父は鳩山威一郎元外相で、自民党所属である鳩山邦夫衆議員(67)が実弟だ。
進歩派政治家に分類される鳩山元首相は1986年、自民党の看板として政界入りした。自民党内に「ユートピア政治研究会」という会をつくり、リクルートわいろ授受事件のような党内の不正を暴露するなど刷新の整風運動を導いた。以後、刷新派とともに自民党を離党して新党さきがけを結成し、96年には管直人元首相らと共に民主党に入って幹事長をつとめた。2009年の総選挙で圧勝して54年の与党自民党時代を終わらせ民主党として政権交代に成功した後、初めての首相(2009年9月~2010年6月)をつとめた。国粋主義・保守的な色彩が濃厚な日本の政界で西欧式リベラリズム指向が強い鳩山元首相が独自の進歩路線を開拓できたところには祖父の影響が大きかった。鳩山一郎元首相が心酔していたオーストリアの政治家リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーの『Totalitarian State Against Man』という本がモチーフになった。