KOSPI2100ポイント目前…力失うサムスン電子と現代自動車
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.01 09:39
サムスン電子と現代(ヒョンデ)自動車は韓国証券市場の“機関車”だ。両社の株式時価総額はKOSPIの5分の1ほどを占める。営業利益は全上場企業の半分を超える。2005年にKOSPIが1000ポイントを超えた2年後の2007年に2000ポイントまで上昇できたのは2社が先導して引っ張ったためだ。ところが力強く走った機関車が止まるとその図体の大きさからKOSPIの疾走を妨げる厄介者になった。サムスン電子の株価は25日に一時122万1000ウォンまで下がり52週安値を記録した。過去1年で株価が最も低い水準に下がったという意味だ。現代自動車の株価もLFソナタと新型ジェネシス発売などの新車効果でもなかなか22万~23万ウォン台を抜け出せずにいる。先月崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政部長官就任とともに長期ボックス圏だった2050ポイントを突破したKOSPIが2100ポイントを超えられずにいるのも2つの機関車の不振のためというのが専門家の指摘だ。
サムスン電子と現代自動車の株価が振るわない理由は何か。もしや成長動力が落ちたのではないのか。サムスン、新韓、ウリィ、韓国、現代、KDB大宇の大手証券会社6社のリサーチセンター長に尋ねた。彼らが指摘したサムスン電子の不振は結局スマートフォンの危機から始まった。世界的に携帯電話使用者のうちスマートフォンユーザーの比率は60%を超え市場は飽和状態になった。
しかし悪夢はまだ終わりでないという見通しが優勢だ。半導体部門が善戦しているがスマートフォンの不振を防ぐには力不足だ。先週現代証券は韓国の証券会社で初めてサムスン電子の第3四半期営業利益が6兆ウォンを下回る可能性があるとの予測を出した。現代証券リサーチセンター長のイ・サンファ氏は、「半導体を除いたすべての部門の業績が期待を下回るだろう」と予想した。KDB大宇証券リサーチセンター長のホン・ソングク氏は「以前ほどスマートフォンが売れない状況では生産量を減らしたりマーケティングに資金を使うべきだが、両方とも収益性悪化の要因だ」と説明した。