北朝鮮「影の戦争」能力3位…「韓米同時攻撃が可能」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.26 08:01
米国のソニー・ピクチャーズエンタテインメントに対するハッキングの背後に北朝鮮が挙げられている。韓国原発資料流出事件のハッキング経路(IPアドレス)は北朝鮮と近い中国・瀋陽に集中していた。米連邦捜査局(FBI)や韓国政府合同捜査団は、過去の北朝鮮のハッキング事例と似た悪性コードや北朝鮮が活用したIPアドレスを根拠に北朝鮮を疑っている。果たして北朝鮮が韓国と米国を相手に「2つのサイバー戦争」を行うことができるのだろうか。
軍事専門家は「可能」という立場だ。「現実世界の『力の秩序』を打ち破る新武器として北がサイバー攻撃を韓米両国に同時遂行した可能性が高い」(シン・インギュン自主国防ネットワーク代表)とみている。
現実世界とは違い、サイバー軍事力を地図にすると、北朝鮮は米国や中国とほぼ同じ大きさだ。サイバーセキュリティー機関の米テクノリクティクス研究所によると、ハッキング・悪性コード感染などを通じた北朝鮮のサイバー攻撃力は世界6位、情報評価能力は7位、サイバー戦争実行意志は2位だ。韓国情報当局も北朝鮮のサイバー攻撃能力を米・中に次ぐ3位と評価している。