【コラム】北朝鮮へのアプローチ、「ゆっくり急げ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.21 13:04
韓米首脳会談が開かれたのが6月30日。そこで両首脳は韓国が韓半島(朝鮮半島)問題解決の舵を取ることに合意した。しかし、それから3週間も経たないうちに文在寅(ムン・ジェイン)・トランプ大統領の合意に亀裂が入る音が聞こえてくる。
文大統領がベルリン・ケルバー財団の招請演説で李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政府の対北朝鮮政策を覆す宣言をしたのも舵を握った者の主導権の行使だった。北朝鮮の崩壊と吸収統一を推進しない、統一は平和が定着すれば韓国・北朝鮮の合意で自然に成り立つという宣言は合理的だ。北朝鮮が正常な国家であれば肯定的な反応を見せそうな構想だ。米国も反対する理由がない。