【社説】借金の督促するように韓国政府を圧迫する2大労総は行き過ぎだ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.06.25 13:15
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後に2大労働団体の声がますます大きくなっている。ハン・サンギュン民主労総委員長は20日に獄中書信を通じ、「政経癒着の共犯財閥、改革の対象権力機関と既得権集団がコーナーに追いやられているいまこそチンギスハンの速度戦で改革を推し進める適正な時期」として最低賃金1万ウォン、非正規職撤廃を要求した。
キム・ジュヨン韓国労総委員長も「われわれが文在寅大統領勝利の踏み台を作った主役」うんぬんして低成果者解雇、成果年俸制施行などを含む4大指針の即時廃棄と最低賃金1万ウォン実現などを要求した。ろうそく集会の一番の貢献者であることを自任し新政権に「請求書」を差し出している格好だ。
実力行使も続いている。民主労総は週末の24日に参与連帯など市民団体とともにソウル都心で高高度防衛ミサイル(THAAD)反対デモを行った。30日から「社会的総スト」を行うと脅しもかけている。貨物連帯は来月1日の総スト決議大会を開く。現代重工業労組は27日午後に部分ストに入り、執行部が28日に造船業種労組連帯の上京集会に参加することにした。